1982賀状
奈良の風景(11色)
再度、東工大で博士研修の機会を与えられました。
同じ電子回路の分野ではありましたが、熊大、広大との連続性はなく、4年計画で学位取得になりました。このころは共通1次の試験制度が始まっており、大学の雰囲気もかなり変わってきました。また東南アジアからの留学生も増え、東横線の満員電車の中で「なぜ熊澤大尉は制服を着て銃を持っていないのか?」と片言の日本語で訊ねられ参ったこともありました。
この版画は住所も加えると11色(11回刷り)で、自己最多の色数です。
気持ちが充実していたのだと思います。今これだけの多色刷りに挑む気力はありません。
(はがきが40円に。
たしか81年に30円になり、すぐに40円になりました。)
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